必読!透析利権の構造が明らかに!今こそ、医師会、政財界の癒着を許すな!
透析利権、、、もう、ほとんどの国民は言葉だけは知っているでしょう。
たまたま、「選択 2019年9月号」で、”人工透析二兆円利権”という見出しで、透析ビジネスをバッサリ斬った記事を見つけたので、リンクを貼っておきます。
これなあ、はっきり言って、絶対に許せない。
医者が真っ先に腎移植を進めず、”患者を打ち出の小槌扱い”にして、腎不全を治そうという気持ちも持たず、透析に入れて、ただただ儲けようという構造。
これが日本の透析利権の実態。
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透析医学会の医師もしっかり加わって、謝礼をもらっていたりね、、、
名前の知られている医師も載っていて、ついにバレましたね、本性が!!
透析終了後に、製薬会社のMRらが長時間、医師や技師の勤務終了時間を待って、話しこんでいるところをしょっちゅう目撃している患者さんらは、「彼らが、ほぼ癒着して、何らかの謝礼や便宜をはかってもらっているのは確かだろう」ということは、薄々感づいているはずです。
ただ、それを告発しようがどこに相談に行けばいいかもわからず、結果、患者は望まぬ形で、だらだらと”打ち出の小槌扱い”にならざるを得ない現状に憤りを感じるのです。
患者に食わしてもらっている透析産業。
もう、いい加減に目を覚まして、移植へとどんどん舵を切るべきだろう。
また、透析導入前の患者さんには、尊厳死の機会を選ぶ権利だってあるし、透析に入れられてしまった患者にだって、透析中止をして、尊厳死を選ぶ権利だってあるはず。
要は透析中止後の苦痛を取り除く緩和ケア、治療を認めればいいだけ。
そのためにリビングウィルやACP(アドバンスケアプランニング)、尊厳死協会のリビングウィル宣誓書、カードがあるわけで。。。
透析ってさ、本当に苦しいだけなんですよ。
最初の5年〜10年くらいまでは何とかなるけれど、徐々に合併症が来て、もう取り返しがつかなくなりますからね。
まあ、生きたければ、延命治療として透析を受け続ければいいと思いますが、それは少なくても”維持透析クリニックの私腹を肥やす”=楽して儲けさせているということを肝に命じて欲しいところ。
10年、20年、30年経つ頃には、もう体のあちこちに合併症が現れることも覚悟しておいてくださいね。まあ、どれだけ耐えられるかは人それぞれですが。。。。。
医師から「もう透析しないと死にますよ」と言われても、よほどの覚悟がない限り、透析に入らず、保存療法で乗り切るしかないと思うんですよね。
移植がすぐにできれば、それが一番の治療法です。
移植のめどが立たない時は、そろそろ自然死かなと「自分の寿命」だと覚悟をすることも必要だと思います。
はっきり言える事は「透析に入ってしまったら死ぬまで止められない」と言うこと。
これがどれだけ苦痛なことか透析患者になってからでないと決してわかりません。
同時に透析施設の打ち出の小槌になっていると言う事実も考えてみてほしいと思います。悔しくないですか、皆さん?
後は自分の人生、よーく考えて選択してほしいと思います。
透析で死ぬまで苦しみ続ける人生がいいのか、末期腎不全を自然死として受け止めること=自分の天命なのか、本人の思いと家族の思いとよく話し合って決めていって欲しいと思います。
兎にも角にも、日本は欧米諸国に比べて、腎臓移植で社会復帰できるように促さない内科医が多いというのが、最大の問題であり、国民も勉強不足であることだけは事実です。
医療は患者のためにあるべきなんじゃないの?
透析ビジネスで私服を肥やすだけの医者は医師を名乗るなって、ある患者さんが言っていたけど、私も激しく同意します。
透析における合併症は辛さとの闘い
今回は、維持透析を長く続けてゆくと、どのような合併症が出てくるのかを簡単に綴っておきます。
- 透析を長く続けていると、いくら良い透析ができていても、いずれは血管内に老廃物が溜まり、血管年齢も健康の人の数倍の速さで衰えてゆきます。
- 故に血管内部が狭窄して、神経障害をひこ起こしたり、血栓や瘤ができ=動脈硬化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞が健常者と比べ高確率で発症します。
- 様々なホルモンバランスも狂い出し、血や肉、骨を作る働きも徐々に低下していきます。
- がんの発症率も健康な人に比べて高い!というデータもあります。
ナント、透析患者には抗がん剤が使えません!腎代謝の問題らしい。
もちろん、手術は健常者の場合に比べて透析患者はリスクが高くなります。
透析患者は、透析中にヘパリンという血液を固まりにくくする薬を使いながら血液をきれいにしてゆくため、一般に出血しやすい、血が止まりにくい、患部が治りにくいなどのリスクも伴うんですね。
これらは、透析をはじめてから10年以上経つと、多くの患者さんに見られる症状なので、現代医療では避けようがありません。
てか、無理。
- 他にもカルシウムが付着して、血管が石灰化してカチンコチンになるし、透析年数が長くなるほど筋肉がもろくなり骨折の頻度も高まります。
- シャントだって血管がもろくなり、いずれ潰れます。透析を続けるには、再シャントを増設する手術も覚悟しなければなりません。
ここで「尊厳死」を選ぶことができると欧米諸国並みの自然の流れかなと思うのですが…。
透析利権にまみれた医療界ではそれを認める医師はほぼいません。
刑法に触れれば、医師免許云々もかかってくるので、法整備が何もできていない日本では、透析中止を申し出ても、「ハイ、OK!」を出す医師はまず、見当たりません。
おかしいでしょ?おかしい国ですもの。
だから、患者さんは死ぬまで苦しみ続けなければならないの。
これが日本の維持透析の実態。
今だからこそ、透析患者の尊厳死について、一定の取り決めをしないといけないんじゃないかな。
私は、今のシャントが潰れたら迷わず「死」期なんだと覚悟して受け止め、尊厳死を選びたいな。
〜欧米諸国には尊厳死法が存在する国が多々ありますが、未だ日本では議論にすると形だけの人権団体が騒ぎ出したり、倫理観がどうのこうのと何も決まりません。
- また、様々な神経障害も出てきます。手足や指、肩のしびれやこわばり。
- 透析特有のかゆみ、足のムズムズ感も有名な症状の一つです。
- 手根管症候群になると手術が必要です。
簡単な合併症については、”全腎協”のwebに記されているので、読んでみて。
→ https://www.zjk.or.jp/kidney-disease/complication/
〜結局のところ、末期腎不全患者にはおいては、「透析しないと、いずれは尿毒症状になり、死に至りますよ」とほとんどの病院の内科医師に安易に透析を進められます。
合併症などのリスクはさらっとしか説明せず透析導入へ導いてしまうところが最大の問題だよね。
医師としては、担当患者の命が助かればと、透析導入が当たり前という昔からの考えが未だに根付いているのは明白です。私が医者でも、そうしてしまうのかな〜?
でも、現在はもう違います。
”患者の意思で、医療を受けるか否か”、選択する時代ですもの。
残念ながら、お医者さんは神様でもなんでもありません。
ドラマのような奇跡も起こりません!!!
患者はもとより、ご家族やご子息ですら、透析の知識も何も知らないまま、「ただただ長生きしてほしい」と言う理由だけで、単純に「透析導入=延命治療」に入ってしまう例がほとんどだということが、透析大国「日本」を生み出してしまった問題の一つかなと感じるのですが…。
〜あなたが、ご子息が、両親や祖父母が患者になるかどうかという場面に直面したら、どうしますか?
一番の治療方法は今も昔も「生体腎移植」です。
腎移植が出来ればひとまず透析から離脱でき、しばらくは健常者と同様の生活を送ることができます。
ただし、2010年代に入っても、生体腎移植でさえ、20年定着すれば順調で、30年以上、定着した人を私は見かけたことがありません。
国内の記録では、40年越えの定着例があるとの報告をみたことがありますが、ほぼ奇跡です。まず、移植をしても10年、20年持てば恩の字なのかな〜。
〜残念ながら、腎移植をしても、多かれ少なかれ、いつかは「透析再導入となる患者さんがほとんど」なのが、世界を通じて見ても、これが現代医療の限界らしいです。
ただし、小児腎不全では絶対的な治療法です。また、親兄弟、親族、夫婦間での生体腎移植という選択肢もあります。
透析をしないで済むのなら、生体腎移植を選択するのがベストだと思うので、よ〜く考えて判断してほしいな。今はもう、血液型が違っても移植ができる時代ですもの。
もう少し、患者の意思も尊重した医療体制にしてほしいな。
透析はビジネス、脳死移植は進まないの?
よく、透析はビジネスと言われますが、まさしく事実です。
一般に小児腎不全患者には多くの早い段階から生体腎移植が最良の治療方法として推奨されていますが、大人、特に高齢者においてはもはや移植という道があることすら話さない医師もいます。
寿命に比例する部分もあるので、もう維持透析でいいじゃんみたいな流れ。
いや、ダメでしょ!
これはいわゆる透析利権という問題で、透析=ビジネスという考えの施設も多々、存在することを意味します。
外面には出さないけれど、心の中を透かしてみれば、この世はなんでもビジネスなのかよ!
===運営者の心の中は賢い患者さんからは透け透けですよ。===
スタッフは一生懸命、頑張ってくれているのですが、運営者にとっては維持透析施設なんて、ほぼビジネス!
一般に透析は一人当たり、年間5百万円ほどかかるので、一人、二人と維持透析中心のクリニックから腎移植患者が出てしまうと利益が消失ってなりますよね…。
すると、また患者集め=利益確保に奔走するわけです。ここはもう、うんざりです。
毎回の送迎付きも当たり前の透析クリニックさえ多数、存在します。
それをいいとも悪いとも言いませんが、ここまでしても利益が出るんですね〜。
患者一人確保できたら、年齢などにもよりますが、安定した収入源になるというカラクリがちらっと垣間見られます。
透析は、一ヶ月約40万円ほどかかり、それに加えて各種、薬や機材が出てゆくので、医薬品、医療機器メーカーもお互いに美味しい話となるよねって話。
外来が終わる頃や透析時間が終わる頃合いを見計らって、MRなど営業さんが待機しているのをよく見かけるでしょ?
医療と製薬会社、医薬品会社との関係は切ってもきれませんが、闇の部分を知ると腹立たしくなります。
では、何故、日本が透析大国になってしまったかを次回に書きます。
透析をする上でのメリットとデメリットとは?
今回は、透析をする上でのメリットとデメリットについてを患者視点から綴ってゆきますね。
透析をすることのメリットはただ一つー「腎不全死」にならない」の一点だけ。
若い人で言えば、まだ透析を初めて5〜10年くらいであれば仕事の両立が可能です。
しかし、慢性的な貧血な上、年々、体力も消耗し、多くの人は9時〜17時でフルタイムで働くのは非常に難しい状態になります。
反対にデメリットを上げれば、きりがありません。
では、患者視点から、ごく簡単にデメリットを列挙します。
(1)健常者と比較し、常に慢性貧血状態なので階段の昇降ですらしんどい状況=常に体のだるさを感じる。
(2)食事制限ーカリウムの取りすぎは心不全を起こす可能性が大なので、果物や生野菜摂取、チョコもほぼ禁止。
果物は缶詰か、生野菜は水に浸してカリウムを抜き、茹でたり炒めたりして可能な限りカリウムを減らして調理。
カリウムの摂取が一番、透析患者さんには注意されるところ。
バナナやイチゴやトマトなどパクパク食べると、急性心不全に陥り、心臓が止まりますよ。ホントの話!
過度なタンパク制限ー肉や魚類、ジャガイモ、サツマイモなど根菜類などの食材はタンパクを多く含み、同時にリンを多く含むため、かなり制限がかかります。
概ね、透析患者の1日のタンパク質摂取量は60グラム。
肉をしっかり食べられない=血や肉、骨にならないので、日増しに痩せていきます。
お刺身はリンを多く含むので、数切れ程度で我慢してね。
じゃあ、何を食べればいいの?って話になりますよね。
まあ、管理栄養士から徹底的に栄養指導されますので、守るも守らないも本人次第でどうぞ。
ちなみにアメリカでは透析患者の食事制限の必要性に懐疑的な医者もいるとか。
確かにそう思います。過度の食事制限がより体を弱らせることになるからね。
月に1回くらいは羽目を外してもいいけど、くれぐれも暴飲暴食禁止で自己管理。
(3)水分制限。透析を開始すると1〜3年を過ぎるとほぼ尿が出なくなるので、当然、水分摂取の上限があります。
透析患者の概ね1日の水分摂取制限量は200〜300cc、多くても500cc程度が限度です。
〜あなたは、ペットボトル1本分(500ML)で1日を過ごせますか?
お酒が好きな人などは1日、50ccくらいで我慢ですね。多くて100cc。
ラーメンなどの麺類、味噌汁、スープなど汁物も数口を口に注ぐ程度。全部飲むと1日分の水分制限料を簡単に越えてしまうよ。
この”水分コントロールが実に厄介”で、水分が取れないと喉が渇くので、必然的に透析患者さんは、「氷を口に含む」など工夫して、喉の渇きを
潤す習慣を身につけなかればなりません。(夏場は本当に地獄。)
=なぜ、水分制限をしなければいけないのか?=
〜透析患者は尿が出ないため、口からとった水分が排出されないが故に、身体中がむくみ、心臓や肺に水が溜まってしまい、あっという間に肺水腫や心うっ血といった呼吸困難を引き起こしてしまうから…。
呼吸困難症状が出てくると、横になって呼吸することができなくなります。
起坐呼吸と言って、座った状態でしか呼吸ができなくなり、苦しくてどうしようもない状況に陥るのです。そしていずれ死に至ります。
(4)塩分制限ー塩分の取りすぎは高血圧のもと。腎臓は血圧をコントロールする機能もあるので、患者は極力塩分を抑えた食事にしなければなりません。
概ね1日の塩分の摂取量は5グラム程度。因みにカップヌードル等はまる1カップ食べると塩分が10グラム以上含まれているので厳禁!
梅干しも塩の塊と考えなければいけません。
どうしても薄味の食事に慣れるしかないので、我慢できない方は高血圧を併発し、脳梗塞の発症のリスクが高いと言わざるを得ません。
さらに糖尿病人症の場合は足の切断、失明など更なるリスクと闘いながらの人生となります。
(5)決められた服薬の厳守。ー腎機能が落ちると、尿が出ないので、体に排泄物が溜まります。
透析によって濾過をするわけだけど、薬によって排便とともにカリウムやタンパク質、リンなどを排出させるのが一般的な治療になっています。
その他にも甲状腺ホルモンを安定させるお薬や降圧剤が必要なので、毎食の薬を飲むだけでも1日の水分量を使ってしまいます…。
なんとも悩ましい、これが透析患者の生活となります。
〜あなたは、ちゃんとお薬を間違わずに、定時に守って飲めますか?
さらっと簡単に取り上げてもこれだけのリスクが年を重ねるごとに合併症として現れる可能性が高いです。
なお、透析年数が長くなればなるほど、患者さんには様々な合併症が起こりうることを知らない国民が多すぎることもかなり問題なので、次回に続きを書きます。
透析に入ったら、どうなるの?
次に透析に入るとどんな生活になるかを記しておきます。(透析治療については、たくさんの病院やクリニックに説明があるので省略。)
まず、一言で言えば、一度透析を導入したら、死ぬまで透析から逃れらないと言うことです。
毎週、週3回、4〜5時間、通院し、穿刺(針を刺すこと)して、透析を受け続けなければなりません。痛いですよ!16〜17ゲージほどの太い針を2本、刺すんだもん。
失敗されたら刺しなおし!穿刺が下手な看護師にあたると、本当に後悔します。痛さ倍増ですもの。
子供だったら泣いて当たり前。もっと腕を磨けよ!と叫びたくなります。
また、お盆も大晦日も元旦もありません。定期的に通わなければならず休めません。
台風だろうが大雪だろうが、透析を1回でも抜くと、尿毒素と水分がたまり、体調が悪化します。
まあ、1回くらい行かなくても、食事、水分管理さえしっかりしていればすぐには死なないけれどね。1日くらい断食すればいいよ、うん。
でも、サボって行かなかったりすると、病院やクリニック側から電話がかかってきます。
連絡がつかない人は、警察に依頼してまで捜索がおよぶこともあるそうな。
まるで、犯罪者扱いですよね。ふざけるなって感じ。
透析をしない間隔があくほど、死に至るリスクが高いので理解はできますが、そこに「本人の人権、意思は尊重されているのかどうか」というとどうでしょう。
ここは大きな問題でしょ!
”いやだからサボる”人もいれば、仕事が忙しいから行けない、家族の介護や子供の行事、冠婚葬祭などで行けないなど、様々な事情もあるというのにね。
全くもって人権無視。(リタイアしているお年寄りには、あまり関係ない話ですが。)
話がそれましたが、透析において、穿刺した後、ただベッドで呑気に寝ていられるわけではありません。
起きている状態だと、一般に透析中は血圧が下がります。血圧が下がると、透析はできないので、寝た状態にして、足を上げて血圧を戻します。
クリニックによっては昼食や夕食を出しているところもありますが、食事をとると血圧が下がるとも言われています。
糖尿病から腎不全になった患者さんは、血糖値の問題もあるので要注意!
図太い神経の人であれば、透析の間中、ぐっすり眠れてしまう人も稀に見かけますが、何割かの人は、血圧低下や不快感、頻脈、不整脈、頭痛、血管痛、神経痛などが普通に現れます。
体の中の血液を1分間に一定量取り出しながら機械で濾過、除水をして体に戻すわけですから、めちゃくちゃな力技をしているので小学生でもわかるよね。
特に、体の水を引き終わる後半で、足やお腹、手、首筋などがつる人が多く、これは血管内脱水などからくるものと言われています。
また、透析終了後は、体の具合が元に戻るまで時間を要し、だるさを感じる人がほとんどです。
一般に、透析1回すると、フルマラソンを走り終わったというくらいの疲労感があるとも言われています。
以上が、大まかな透析治療の実情です。
透析を導入すると、どれだけ患者本人が苦しみ、悩み、周りの家族にも負担が重くのしかかってくるのかを少しでも理解してもらえればいいな。
「くれぐれも透析が必要ですね」と言われても、安易に受け止めないよう、よくよく考えてください。
次回は透析をする上でのメリットとデメリットについて記します。
福生病院における透析中止は勇気ある英断
2019年3月に公立福生病院における透析中止により、透析患者さんが亡くなった問題が、毎日新聞を発端として報道され、社会的に大きな問題になりました。
でも、これは「事件」ではありません。日常的にどこでも起こりうる事態で、おおげさにゴシップを躍らせたにすぎません。
報道によると、患者さん本人の「透析を中止したい」と言う意思表示があったものの、呼吸困難などが出始めてから「こんなに苦しいなら、透析をまたやろうかな」と
言う発言が見られたと言うことです。
しかし、患者さんの状態が悪く、長期留置型カテーテルしか方法がないことを話されると、それは拒み、今現在の苦しみ、辛さを取り除いて欲しいと言う選択肢を
とったと言うことでした。これはつまり、透析はしたくないけれど、今現在の呼吸苦、尿毒症状の不快感をなんとかして欲しいと言う意味に当たります。
つまり”尊厳死を意味するもの”として解釈してよいと判断できます。
長期留置型カテーテル(画像参照)=これは流石に私も拒みます。
生きた心地がしませんし、日常生活もかなり制限されますものね…。
何より怖いです…。
〜もし、皆さんが、同じ立場であれば、どうしますか?よ〜く考えてみてください。
今回の件では、旦那さん同伴の元に同意書にサインしたのであるから、病院側の落ち度はなかったことになります。
また、病院側はそれ以前に、生体腎移植も提案されており、患者さん本人も希望されていたとのことですが、こうした一連の経緯さえ報じていません。
毎日新聞をはじめとする又聞きで追随した新聞社、各種メディアも、 しっかりとした裏付けも取らず、いかに断片的な報道しかしていなかったと言うことなります。
私自身も腎不全患者として直接、お話をじっくりお聞きしておりますが、新聞社の偏向報道にはあきれ返りました。
病院側はしっかりと手順を踏んで、よくよく説明したうえで、同意書にサインしたにも関わらず、一部を切り取ったような記事により、社会的に批判され、悪者扱いになってしまっていると言う内容に、個人的に違和感を抱きました。
↓ 詳細は日経メディカルオンラインで読んでみてください。↓
透析患者サイドから見ると、これはちゃんと患者さんの意思を尊重し、苦しみから解放して本人の意思としての「緩和ケア」を受け入れた病院側の大英断と私は思います。
一部の無知な人たちが、この記事をいまだに「事件」として取り上げ、誹謗中傷している記事も見受けられます。透析の「と」の字も知らない一般人でしょうね。
また、維持透析専門のクリニックでインタビューをしていたニュースもありました。
こうした都心のクリニックに通院される方々は大抵、労働者層世代が多いです。
透析における恐ろしい合併症等がまだ出ていない透析導入して数年程度の方々でしょうね。
透析導入から数年は、威勢のいい声を張り上げることは可能ですが、10年、15年、20年と時を重ねるにつれ、様々な合併症が出てくると、、、、、
多分、何も言えなくなるでしょう。
中には、透析のおかげで健康になったとか、食事管理ができるようになったとか、都合のいいことばかり書いている患者のブログは読むに値しませんのでご注意を。
維持透析で、末期腎不全は決して良くなりません。あくまで延命治療に過ぎないものであることを知っておいて下さね。
次回は「透析治療の日常、実態」を書いてゆきます。