透析はビジネス、脳死移植は進まないの?
よく、透析はビジネスと言われますが、まさしく事実です。
一般に小児腎不全患者には多くの早い段階から生体腎移植が最良の治療方法として推奨されていますが、大人、特に高齢者においてはもはや移植という道があることすら話さない医師もいます。
寿命に比例する部分もあるので、もう維持透析でいいじゃんみたいな流れ。
いや、ダメでしょ!
これはいわゆる透析利権という問題で、透析=ビジネスという考えの施設も多々、存在することを意味します。
外面には出さないけれど、心の中を透かしてみれば、この世はなんでもビジネスなのかよ!
===運営者の心の中は賢い患者さんからは透け透けですよ。===
スタッフは一生懸命、頑張ってくれているのですが、運営者にとっては維持透析施設なんて、ほぼビジネス!
一般に透析は一人当たり、年間5百万円ほどかかるので、一人、二人と維持透析中心のクリニックから腎移植患者が出てしまうと利益が消失ってなりますよね…。
すると、また患者集め=利益確保に奔走するわけです。ここはもう、うんざりです。
毎回の送迎付きも当たり前の透析クリニックさえ多数、存在します。
それをいいとも悪いとも言いませんが、ここまでしても利益が出るんですね〜。
患者一人確保できたら、年齢などにもよりますが、安定した収入源になるというカラクリがちらっと垣間見られます。
透析は、一ヶ月約40万円ほどかかり、それに加えて各種、薬や機材が出てゆくので、医薬品、医療機器メーカーもお互いに美味しい話となるよねって話。
外来が終わる頃や透析時間が終わる頃合いを見計らって、MRなど営業さんが待機しているのをよく見かけるでしょ?
医療と製薬会社、医薬品会社との関係は切ってもきれませんが、闇の部分を知ると腹立たしくなります。
では、何故、日本が透析大国になってしまったかを次回に書きます。